美容業界で活躍されるビューティエディターさんやビューティライターさん、美容家さんなどをお招きして、彼女たちの美しさの秘密に迫る連載がスタートします。

第一回目のゲストは、女性誌やWEBなどで多数の美容企画を編集・執筆されている松本千登世さん。美しい言葉で紡ぎ出される文章は、まさに彼女の美しさをそのまま反映したような印象で、多くのファンがいらっしゃいます。

前編に引き続き、後編でも松本さんが考える『美しさ』の定義や、彼女自身の美の秘訣について、お伺いします。

今回お話をお伺いしたのは……

松本千登世

まつもと・ちとせ

ビューティエディター。客室乗務員、広告会社、出版社勤務を経てフリーランスに。自らの経験に基づいた審美眼によって語られるエッセイや美容特集は、表面的なものだけでなく、内面からの美しさに言及。著書に『美人をつくる逆転の法則 大人の美容53』『ハイヒールは女の筋トレ 美の基礎代謝をあげる82の小さな秘密』など。最新刊は『結局、丁寧な暮らしが美人をつくる。今日も「綺麗」を、ひとつ。』(すべて講談社刊)。

インタビュアー

まえだ・みほ

国際基督教大学を卒業後、大手広告会社に入社。退社後、ビューティライターとして活動を開始。最新の美容事情や化粧品の製品情報に精通しながら、ファッションや演劇、ゲーム、マンガになど幅広い視点からビューティを分析するのが得意。各媒体で美容記事を執筆するほか、著名人へのインタビューも多数。

リペアジェルの思いがけずなめらかな伸びと、
ほんのりと温かくなる質感がとても心地いい!

前田美保
前編では松本さんの『美に対するお考え』や『化粧品との付き合い方』などについてお伺いしました。とても面白いお話でした!
改めて思うのですが、女性は本当に“肌の調子の良し悪し”に気持ちまで左右されてしまうイキモノです(笑)。
髪型が決まらないとかも影響しますよね……。

松本千登世
最近は男性にも肌状態を気にされる方が増えてきてるんですよね。若い世代では特に。私の甥っ子もそうです(笑)。
「肌ツルツルだね」って言ったら、「それほどでも……」と返されました(笑)。
もっとすごい男のコがいるらしいですよ。

前田
(笑)。
私が若い頃に周りにいた男のコたちは、そんなのまったく気にせずに真っ黒になって部活に励んでいましたけど、時代は本当にどんどん動いていますね。私たちも負けずにお手入れに頑張っていかなければ!(笑)
さて、今回松本さんにはリソウのリペアジェルをお使いいただきましたが、ぜひ感想を聞かせていただけますか?

松本
以前にお仕事でお試しをさせていただいたことがあったんです。そのときに驚いたのが濃密なテクスチャーでした。
最初は一瞬「これでちゃんと伸び広がるのだろうか?」と思ったんですが、心配は無用でした。想像よりもなめらかに伸び広がって、さらにほんわりと温かくなりますよね。それがとても気持ち良くて。
私たちのようにエディターやライターとして美容を生業にしていると、どうしても先に“理論”を知りたくなるんです。“水を一滴も含まない”というこだわりがあってこのテクスチャーなのだと思いますが、理論だけが先走っているわけでもなく、本当に心地いい。しっくりきました。

前田
私も最初はテクスチャーのこっくりさにビックリしましたが、コレ、本当にやみつきになるんですよ。
ほかのブランドの美容液を使っても「リペアジェルほどこっくりしてないけど、大丈夫かな?」って不安になるくらい(笑)。

松本
今回はリペアローションも使わせていただいたので、ちょっといろんな使い方をしてみたんです。
リペアジェル単体で使うのはもちろんなのですけど、リペアジェルとリペアローションの割合を1:1にした場合、リペアジェル1に対して、ローションを3にして割ってみた場合……という感じ。
そしたら、いろんななじみ方をして、すごく面白かったんです。肌の仕上がり感も全然違ってくるし。
今、私がハマっているのはリペアジェルを塗った上から、リペアローションでローションマスクをする!という方法です。

前田
なんと!!! さすが松本さんは研究熱心!(笑)
それは、洗顔後にリペアジェルを塗り、そのあとにコットンや圧縮タイプのシートにリペアローションを浸して、顔にのせるってことですか?

松本
そうですね。すると、すごく“気持ちいい肌”に仕上がるんです。少しヌメっとした潤い感のある肌という感じですね。
私はそこから普段使用している化粧品を重ねて肌をつくっていきますが、この方法で仕込みをしておくと、「ファンデーションのノリのいい肌」になれる、という印象。肌全体がムチっと、若々しい感じになりますね。

安全性と効果が証明されているビタミンCなら
肌を任せられる!と、安心して思える

前田
ファンデーションのノリが違うというのは、私もずっと感じていた効果です。
私の使い方もちょっと特殊なんですけど、洗顔後すぐに使い、スキンケアの締めにクリームの代わりとして再度リペアジェルを使うんです。
下地を塗る直前、というタイミングですが、肌のモッチリ感がアップして、肌の凹凸もかなりフラットに整うので、本当に重宝しています。

松本
そうなんですね。私も挑戦してみようかな(笑)。
そして一方では成分も頼れるものが入っていることも注目ポイントでした。それがビタミンCなのですが、これは美容のみならず身体の機能向上にも効果的で、オールマイティに効果がある成分として古くから信頼されているもの。
私たち美容関係者はつい新しい成分に目が移りがちで(笑)、この成分がいいらしい、あれが優秀らしいといいながらアレコレと試してみるのですが、やっぱりビタミンCに戻るんですよね。
美容に詳しい人ほどビタミンCの実力を重視しているというか。そのビタミンCの力をすごく追及されているリソウさんのアイテムは、やはり信頼度が高いと言えると思います。

前田
松本さんがおっしゃるとおり、私たち美容業界はいつしか『成分戦争』みたいなものが起こっていて、「何をさて置いても新成分!」みたいな時代がありましたが、そうじゃないんだよ、という考え方が今のトレンドとして存在しています。
長く使われている成分というのは効果も高く、しかも安全性が確立しているものだったりするので、それを今度は最先端の技術を使っていかに必要な場所まで届けるか、いかにいい形にして化粧品に配合するのかという方向にシフトしつつあるんでしょうね。
ビタミンCはまさにオールマイティな成分の王様!みたいな存在ですから。
そう考えると、リソウさんの研究開発のアプローチは、時代よりもずっと早いな、という印象があります。

松本
そうですね。長い開発・研究の中で「ぶれずに続けること」ってとても大切なことですから。今話題の大谷翔平さんもそうじゃないですか?(笑)
二刀流にこだわって、そこはまったくぶれずにいる――。私たちも長く愛したいと思いながら化粧品を選んでいるので、そこに“安心”や“安全”といったキーワードがあるのは大事ですね。

前田
今、もっとも旬の大谷君の話題が、ココで来ましたね!(笑)
でも、松本さんのおっしゃるとおりです。モノづくりに真摯であることが、一番の信頼に繋がりますから。

松本
先ほど出ましたけど、最近特に『オールマイティであること』ってやはりすごくポイントが高いなぁと思っているんです。年齢を重ねると悩みはひとつではなくて、増えていく一方だし、さらにそれぞれが絡み合ってくるし、自分でも「悩みが何か分からない」状態になっていることが多くて。
そのときに「ビタミンCなら任せられる!」という気持ちになれる。それは、安全性も対応できる効果の幅広さもきちんと証明されている成分だからなんですよね。

その日の肌と会話をしながら、
肌の“機嫌を取る”ようにアレンジしてみて!

前田
若いときは最初に目に飛び込んでくる“ファーストエイジングサイン”が気になるじゃないですか。それってあくまでも“単独の悩み”なんですけど、放置しておくとどんどん複雑化してきますからね。
先ほどもちょろっとお話しましたが、私はリペアジェルを最初と最後のサンドイッチ状態で使うんです。きっとこのインタビューを読んでいらっしゃる方は「それで、メイクが崩れたりしないかしら?」と心配されるかもしれないんですが、むしろそんなことはなくて、さらにいうなら“むきたまご”とか“羽二重餅”のような極上の質感が誕生するんです。
肌になじむまでちょっとだけ触らずに置く、というのがコツではありますが、そういった質感になれることを考えても、年齢を重ねた肌であるほど力を借りたいアイテムかなと思っています。

松本
つけた瞬間にそう思えるのは、女性にとって非常にありがたいこと。何カ月か使ってみないと効果は感じられないよ、と言われても、女性がそこまで辛抱強くいられるかは疑問ですものね(笑)。
経時効果で肌が育まれることも重要ですが、即効力があることも絶対に必要。
あと、もうひとつ感心したのは、納得いく配合成分をつくるために無農薬栽培米を自社生産されていること。しかも、社員の方々が自ら栽培を行っていらっしゃるとか。そこまでのこだわりがあるメーカーさんはなかなかありません。そういうメーカーさんのこだわりや姿勢がもっと消費者の方々に伝わるといいな、と思って。

前田
そうですね。
今、『トレーサビリティ』ってとても重要視されていますよね。スーパーでも「○○県の○○農家さんでつくられたキュウリです!」といったポップをよく見かけます。
化粧品も同様で、どこでどういうふうに収穫されているというのを明確にしているブランドが増えてきました。それを考えても、リソウさんは時代の先を走っていらっしゃる感じがします。
会員制にされているのも、目の行き届いた範囲で原料をきちんと管理するため、と聞いたことがあります。自社生産できる無農薬栽培米も、もちろん量が決まってしまいますものね。
最後に松本さん、これからの暑い季節におすすめのリペアジェルの使い方、コレを読んでいらっしゃる方に改めて教えていただけますか?

松本
もし、あのムッチリしたテクスチャーが「夏には暑いかも」と思われるようであれば、リペアローションで割るのがおすすめですね。
分量によって本当にテクスチャーが変わるので、自分が“気持ちいい”と感じる割合を探してみるのがいいと思います。
最近料理研究家の方を取材したときにその方がおっしゃっていたのですが、「今の女性は何でもレシピ通りにつくりたがる」と。
もちろん、ある程度守るべきルールは存在しているのですが、心地良さとか美味しさは自分でしか決められない、自由でやることに面白さや美味しさがあるよね、と。
コレ、美容もまさに同じなんですよね。もっと心地良さや楽しさを追求してもいいんじゃないかと思うんです。肌状態は毎日違うので、その日の肌の“機嫌を取る”ように、アレンジしてみてもいいんじゃないかな、と思います。

前田
そうですね。取り扱い説明書を読むことは大前提として重要ですけれど、あまりガチガチなのも面白くない(笑)。
もっと美容を楽しい!と思ってもらえると嬉しいですね。今回は貴重なお話、本当にありがとうございました!